mikatianの水彩スケッチ 2005-2012

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色はデッサンの延長線上と考える

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紙:ヴァンゴッホ200g 41×32cm

デッサン3時間、水彩1時間半





・デッサンはジャコメッティに学べ。
ジャコメッティの数多くのデッサンを集めた画集を見せて頂いた。
鉛筆画で、一本の線ではなく、無数の線の集まりのようなデッサン。
ぐちゃぐちゃに見えるようでも、形、空間をしっかり捉えている。

まず軸となるモチーフを一つ決める。(この絵の場合はカラッファ。(水差しのこと))
軸のカラッファをみつつ、それぞれの果物の位置関係をしっかり見る。
リンゴならリンゴのみを見て描くと全体のバランスがうまくとれない。
中心線を引いて、カラッファをみながらリンゴの形、まわりの空間を描いていく。
私<カラッファの形がうまく取れない。注ぎ口の形が難しい~>
<それぞれの位置関係はなんとかクリアできたみたい>←平面に物が乗っていることが大事
ただ物の形だけを追っていくと立体感は生まれない。いつでも向こう側の形を考える。

デッサンの形が完成とはいかないまま、時間が迫り、水彩の着彩へ。

まずは赤いリンゴの下地に不透明なカドミウム系の黄色を。
全体の関係を作るために、全てのモチーフに黄色の色を少し使ってみる。
カラッファにもたっぷり使ってみたけど、後でこれは無い方が良かったと先生。
しっかり色が乾いてから次の色を乗せる。リンゴの部分にオレンジに近い赤。
色を塗る時は『塗る』のではなく、さっと。
光のあたる部分を白く残す。
白く残す部分の形を考えるのではなく、影となる部分を考えて白を残す。
どちらかといえば、デッサンしているのと同じ感覚で筆を動かすこと。
プラムの下地はセルリアンブルー。その後モーブを重ね、リンゴの赤や洋ナシの緑も使う。
リンゴはひとつが黄色の下地なら、もうひとつは少し緑をのせてバランスを変える。
色の明暗、平らな面は白だとしたら、縦の正面の面は中間になる。
カラッファやテーブルの白を強調するために、背景も色を入れたほうが効果的。
背景と言うのは平面ではなく、テーブルの向こう側にあるただの『色』では無い。
リンゴの背景、カラッファの背景、プラムの背景も同じ背景だ。
空気感を表し、モチーフの色を濁らせない色を選ぶのが大切。
全体を均一に塗るのではなく筆跡を残してみたり、色の変化を出してみたり、
テーブルの線で区切ってしまうのではなく、多少はみ出すくらいのほうが良い。
要は白を強調することにある。
物の影も空間表現には重要な役割がある。
影も単一的な色にならないようにする。<洋ナシの影に少しブルーを載せた>
私<言われるがまま、狐に包まれたようにちょっと投げやりな気分で色を載せた。先生に言わせれば自由な描き方でのびのびと描きましょうと言われたけれど、頭の中は少々パニック(笑)>

私にしてみればまだまだ色を載せたいところだけれど、先生にもうこれでOKと言われる。
前回に比べれはかなり良くなっていると言って頂いた。

カラッファの形がうまく取れないことと、明暗がよく分からないのが心残り。

一口に水彩というけれど、水彩にもいろいろあるんだと実感。
これは水彩デッサン、だよね。
私が描きたいのはもっと違うものなんだけど、基本はここにあるってことなのかな。
まだ私には学ぶべきことがしっかり見えてきてない。
なんとか狐につままれたように言われるままに色を載せることがなくなるまで頑張りたいよ~。
家でも少し練習しないとダメかな~
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by mikatian | 2005-09-30 02:05 | 絵画教室にて