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mikatianの水彩スケッチ 2005-2012

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セザンヌに学べ?

今日から絵画教室です。
絵に関する沢山のヒントを忘れないように復習のつもりで書き留めて行こうと思います。

今日はまず初日なのでとりあえず先生が私がどこまで描けるのかを知る為に
とにかく今日は楽しんで描いてみましょう。ということでした。
先生が用意してくださったのは『ひまわり』です。
私も大好きな題材なので嬉しかったけれど、これは難しい。
セザンヌの水彩画集を参考に見せていただいたのだけど、
これを理解し、何かを得て自分のものにするにはまだ時間が掛かりそう。。。
・セザンヌの絵は線が閉じていない。そうすることによって全体のつながりが生まれる。白く残された部分の質感の違いなど。
・色を置く場所は最低限で充分。
セザンヌに学べ?_d0063693_1381775.jpg






いつも描いているようなイラストタッチが通用するはずもなく、、、、いつものように最初に見えた場所の『線』から描いていく私に対し、

「下描き」
・花びらを一枚一枚描いたりする必要は無く、最初は全体のバランスを見ること。
・絵を描くということは3次元のものを2次元に落とす作業。したがって完璧なものは無い。
・植物というのは回りながら葉を伸ばす。その躍動感を感じながら描く。
・質感、空気感、遠近感、光、全てを感じながら描く。
・葉っぱの形に惑わされずに、葉と葉の間の空間のバランス、美しさを見る。
・全てを画面に納めようとしないではみ出すくらいの方がいい。

「色」
・メインとなる花を決め、他の花との違い、差を明確にする。
・光と影。影というのは光の少ない場所と考える。
・透明水彩の透明感を出すには最初に不透明色を下地に使い、その上に透明度の高い色を塗り重ねるのが原則。簡単な見分け方は、実際の色よりも絵の具が暗く見えるのが透明度の高い絵の具。不透明色の例:セルリアンブルー、パーマネントイエローグリーン。透明色の例:モーブ、マゼンタ、ビリジャン等
・全体の色の統一感を確かめながら、全体に色を置いていく。例えば背景に紫をつかうなら、ヒマワリの葉や真ん中の丸い部分にも使ってみる。
・白い部分も絵の一部
・調和が大切。
・水彩画の描き方、手順などに惑わされずに、感性で色を置いていくことが大切。
・輪郭はあって無いもの。特に無い部分があっても全く構わない。セザンヌは輪郭線をぼやかすように重ねた線を使ったりしている。

難しい~~。。。。次回はちゃんと基本から教えて頂くことになります。
今までの『描き方』を忘れ、新たな自分を発見するような気持ちで絵画教室に取り組みたいと思っています。
by mikatian | 2005-09-17 02:03 | 絵画教室にて